<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 放言>
<Format: 七言律詩>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 放言（はうげん）>
<BookPage: 243-246>
<UsedPage: 4>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
世途倚伏都無定，
塵網牽纏卒未休。
禍福回還車轉轂，
榮枯反覆手藏鉤。
龜靈未免刳腸患，
馬失應無折足憂。
不信君看弈棊者，
輸贏須待局終頭。
贈君一法決狐疑，
不用鑽龜與祝蓍。
試玉要燒三日滿，
辨材須待七年期。
周公恐懼流言後，
王莽謙恭未篡時。
向使當初身便死，
一生真僞復誰知。
誰家第宅成還破，
何處親賓哭復歌。
昨日屋頭堪炙手，
今朝門外好張羅。
北邙未省留閑地，
東海何曾有定波。
莫笑賤貧誇富貴，
共成枯骨兩如何。
<End Poem>
<Translation>
世間では禍福にはいっこう定まりがなく
またいわゆる浮世のわずらわしさには休みがないものだ。
禍福のめぐることは車のコシキのとおりで
柴枯盛衰のらつりかわりは蔵鉤のあそびそのままだ。
亀は霊能があるのでドに用いられて腸をさかれ
塞翁の馬はいなくなったままなら息子が足を折る心配もなかったのだが。
もしわたしのことばが信じられなければ碁・将棋をみたまえ。
勝負は局が終わらなければわからないじゃないか。
君にあやしい人物を鑑定するよい方法をさしあげよぅ。
亀の甲をきざんだりメドハギを用いないで、年月をかける
宝石を鑑定するには満三日も焼かねばならないし
予木と章木の区別は七年間またねばわからない。
周公でさえ事実無根のことをいいふらされたときは心配し
王莽のような姦物も帝位をうばう前は低姿勢だった。
はじめの中にこの二人が死んでいたとしたら
その生涯のほんとうのところはわからなかったろう。
どこの邸宅かしら落成したと思うともう破れている。
どこかでは親戚やお客が死者を悼んでいるかと思うとすぐたのしく歌いだす。
昨日までは手をあぶるほど勢いの盛んだった家で
今日は門前に雀羅を張るによくなっている。
北邙山の墓地にはいつも空地がないし
東海もあとからあとから波が寄せている。
貧賤を笑うな、富貴を自慢するな。
骨となればみな同じことじゃないか。
<End Translation>